配信が当たり前の令和でもCDは売れている!そんなCDの仕組みなどを分かりやすく解説

このサイトでは、大きな転換期を迎えつつある音楽業界において、今でもCDは売れているという現状について解説します。
インターネットが普及してからは音楽配信サービスが主流となりつつありますが、そのような状況下においてもこのメディアは売れ続けています。
簡単にダウンロードできる方法があるのになぜ消費者はわざわざ商品として売られているものを購入するのか。
消費者が購入に至るまでのマインドを分析して、その秘密に迫ります。

配信が当たり前の令和でもCDは売れている!そんなCDの仕組みなどを分かりやすく解説

基本的には音楽配信サービスで配信されている楽曲と、お店などで購入できるCDの音源は同じです。
にもかかわらずCDを購入する人が多い理由は、より魅力的な特典などが付属しているからです。
例えば製品版を購入すると、ポスターや写真などが付属してきます。
中にはライブやアーティスト達と握手できるチケットなどが同梱されていることも多く、ダウンロード版とは違ったものを付加することで消費者の興味を惹きつける仕組みです。

CDの買取相場はこのように決まる

家の中にもう聴かなくなってしまったCDが大量にある場合、業者になるべく高価で売却したいと考える人は多いです。
出来るだけ高価で売却したいのならば、CDの買取相場の決まり方をよく理解しておくことが必要です。
商品のジャンルによって大きく変わりますが、基本的に元値の3割以下が目安と言われています。
業者にも利益が必要でCDがまた売りに出して購入する人がいると見込まれる場合には、高価で売却が可能な場合もあります。
アーティストのベストアルバムで、幅広いファンが購入しやすいジャンルなので高く売却しやすいです。
また廃盤になってしまったものも、高値が付きやすいです。
反対に高く売却出来ないのが、コンディションが悪い場合です。
中のディスクに傷が付いていたり、歌詞やアーティストの写真が掲載されているブックレットに破れがある場合にはレア価値が高いものであっても安くなってしまうこともあります。
業者は価値があるのかどうか、商品として再販出来るかどうかで買取相場を決めています。

もはやCDは時代遅れになってしまったの?

好きなアーティストの楽曲を楽しむにはCDを購入して、再生出来るプレイヤーを用意して音楽を楽しむというのが今までの音楽鑑賞の流れとなっていました。
しかし何百万枚のヒット曲を持つ歌手も大勢存在しているというのは、もはやかなり前の時代の話となっています。
現在音楽を楽しむ主流となりつつあるのが、ストリーミングと呼ばれるインターネットに接続して映像や音声データを楽しむ再生方式です。
今ももちろんCDを発売するアーティストはたくさんいますが、中には配信のみのリリースというCDを発売しないアーティストも増えてきています。
日本人の感覚として物として取っておきたいと考える人も多くいて、ジャケットなどコレクションとして購入したいと考える人もいるので時代遅れになっているとまでは言い切れないのが現状です。
しかし近年日本でもストリーミングを中心とした再生方式を選ぶ人は増えていて、この先CD購入者の比率は少なくなっていくことが予想されています。

CDが売れ続けている理由を詳しく解説

世界的に音楽を聴く方法としてCDよりもストリーミングサービスを利用するという人は年々増えていて、物理的な商品購入よりももっと気軽に音楽を楽しみたいと考える人は多くいます。
日本でもストリーミングの流れは急速に広まっていて、配信のみのリリースを決めるアーティストもいます。
しかし日本では未だCDを購入する人が多くいるのが現状で、その理由の1つが特典目当てで購入をする層がいます。
アイドルグループなどによく見られる傾向ですが、特典としてイベントの参加券を中に入れることで大量にCDを購入する熱狂的なファンがいます。
また日本人の文化的な要因として、ジャケットをコレクションしたいと考える人も多くいて未だに音楽を聴く方法として選ぶ人も多いです。
音楽を発信する方法として、YoutubeやSNSを使う無料配信が気軽に出来るようになった現在でもCDに付加価値を求めて買い続けるユーザーはこれからも一定数はいると予想されています。

CDはコレクションとしても楽しめる

音楽を楽しむ為にCDを購入するという人の割合は、世界を見ると少なくなっています。
ストリーミングを中心としたダウンロードによる音楽再生が主流となりつつあり、日本でも配信のみのリリースを行っているアーティストもいます。
しかし依然として、日本ではCDが売れているのが現状です。
物として自分の手元に持っておきたいと考える人も多くいてコレクションとして、ジャケットを並べて楽しんでいるという人もいます。
アーティスト側も凝ったジャケット写真や、何枚もジャケットの種類を変えて販売するなどファンの要望に答える形で発売しているアーティストも多くいます。
世界的に見るとストリーミングの比率は年々増えているので、日本もこれからCDで音楽を楽しむという人は減少が予想されています。
コレクションとして楽しんだり中に挿入してある特典目当てに購入する人は一定数いるので、CDが全くなくなるという自体にはならず楽しみ方の多様化が進む流れが続いていきます。

CDを最初に作ったメーカーは?

CDを最初に作ったメーカーはフィリップスとソニーの共同開発です。
1975年にソニーが光ディスクの開発を始めて、1979年にフィリップスがCDプロトタイプを示し、ソニーと共同開発を開始を行います。
その後1981年にドイツでテストCDが製造されて予定通りに1982年には生産も開始されてます。
同じ年の10月1日には日本でも、ソニー・日立・日本コロンビアが世界初のプレイヤーを発売し、同日にはソフトも出ています。
その中で最初に生産されたのがビリー・ジョエルの「ニューヨーク52番街」で、これはあくまで世界で最初に売り出された中で最初に出来たものだからです。
実際はABBA/The Visitorsで、西ドイツの向上で8月17日から製造されていて、欧州では販売が日本よりも2週間遅く10月15日からだったため、日本人と欧州の人では世界で初のCDが違っています。
また、アメリカはこれから遅れて5ヶ月後、1983年3月2日に初めて発売され、この当時は日本と西ドイツしか製造出来る工場がなかったのが要因です。
その後5年後にはレコードのシェアを追い抜いて、1991年にはカセットのシェア率も抜き去りオーディオメディアでは一位を取ります。

日本でCDが普及した理由

世界的にも今や音楽はデジタル配信を購入したり、サブスクリプションサービスに加入するなどして聴くことが当たり前となりつつありますが、日本ではデジタル配信の人気が高まってきた現代でもCDの普及率が比較的高い傾向にあるといわれています。
理由の1つとしてCDレンタルの文化が根付いていることにあり、レンタルサービスを通じて気になっていたアーティストの曲を手頃な価格で聞いてみたいという方を中心に、現在でも利用者から高い人気があるサービスの1つとなっています。
売り手にとってはこのレンタルショップはまとまった数のCDを購入してくれる大顧客であり、レンタルショップ自体が日本での売り上げに大きく貢献していると考えられます。
そしてアイドル文化が世界的にも発達していることも大きく関係しており、最近ではアイドルやアーティストによって同じ曲でも盤面のジャケット写真や特典が異なるなど、同時に色々な種類を販売することによって好きな人を応援したいというファン心理からジャケット違いのものを同時に購入してくれます。
中にはアイドルと握手ができる握手券がついていたり、イベント先行申し込み券が封入していることで大量買いをするファンも少なくありません。

これからCDは消えていってしまう?

CDがストリーミングやダウンロード販売に取って代わって久しいですが、今後どうなっていくのか気になるのではないでしょうか。
消滅するかどうか、その疑問に対する答えは恐らくNOで、現在のレコードのような立ち位置で細々と残り続ける可能性が高いです。
日本は海外よりも物理メディアに価値を見出す傾向が強く、ストリーミングで気に入った楽曲をあえてCDで買う人もいるくらいです。
実は海外でも、ストリーミングは突然配信が終了したり、手元に物理メディアが残らないなどの理由で、CDやレコードに回帰する人が少なからずいます。
CDは長寿命といわれて誕生しましたが、実際には数十年程度で変質したり、データが読み込めなくなる事例が出てきているのが実際のところです。
つまり、既に出回っているものはいずれ寿命を迎え消滅する恐れがありますし、今から対処を始めなければ、中古市場の流通量が極端に減ることになり得ます。
一時代を築いた文化と言っても過言ではないので、文化を残し守りたいなら、レトロゲームのような保護が必要になるのではないでしょうか。

CDレンタルは今でも利用できる?

CDレンタルのサービスは、音楽のダウンロード購入が主流となった今日でも、大手レンタルショップチェーンを中心に展開されています。
申し込みの手段には、店頭で行う方法と宅配業者を通じて行う方法の2つがあり、自宅から行ける範囲内に店舗がある場合は前者、店舗が少し遠い場合は後者が便利です。
手続きの流れは簡単です。
店舗を利用する場合は、店内で聴きたい楽曲のCDを探してカウンターに持っていき、スタッフの指示に従って署名や料金の支払いなどを行うだけでCDを持ち出すことができます。
宅配業者を通じて行う場合は、店舗の公式Webサイトから曲を探して登録をし、申込者本人の住所・氏名・電話番号・メールアドレスや支払い方法などを入力して送信します。
料金が支払われていることを店舗側が確認したら、CDが発送されます。
聴き終わったら、返却期限がくるまでに店舗におくらないと延長扱いとされて料金が加算される可能性があるので注意しましょう。

CDの可能性はまだまだ大きい

今はインターネットの定額制サービスなどで音楽を聴くのが主流になってきているので、CDの時代は終わったと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、そう考えるのは早計かもしれません。
サブスクリプションサービスが全盛になる中でも、いまだにCDを購入して音楽を楽しむ人は少なくないようです。
なぜかというと、まずコレクションができるというのが大きいでしょう。
定額制の聴き放題サービスは、いくらでも音楽を聴けますが、コレクションをしているという感覚は味わうことができません。
一方、CDを購入して部屋に置いておくと、所有欲を満たすことができます。
ジャケットなどもお洒落で、棚などに飾っておくのも一興です。
さらにブックレットなども付属しており、これを読んでみることで、自分の好きなアーティストにより近づけるような感覚も得られます。
それから、お気に入りのプレーヤーで再生する行為そのものが楽しいという人も少なくありません。
CDの可能性はまだまだ大きいといえます。

CDに関する情報サイト
令和でもCDは売れている!?

このサイトでは、大きな転換期を迎えつつある音楽業界において、今でもCDは売れているという現状について解説します。インターネットが普及してからは音楽配信サービスが主流となりつつありますが、そのような状況下においてもこのメディアは売れ続けています。簡単にダウンロードできる方法があるのになぜ消費者はわざわざ商品として売られているものを購入するのか。消費者が購入に至るまでのマインドを分析して、その秘密に迫ります。

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